乳酸菌が人の腸内で生み出す「乳酸菌生産物質」を工場で製造
16種・35株の乳酸菌・ビフィズス菌チームがキーポイント
株式会社光英科学研究所村田公英会長(左)、小野寺洋子社長(右)
人の腸内に生息する乳酸菌は、その代謝活動で短鎖脂肪酸やアミノ酸、ペプチド等の健康に有用な「乳酸菌生産物質」を産出している。昨今、その働きを助けるためのヨーグルト等の乳製品の摂取の有効性が喧伝されているが、実はそれらで摂る生菌は胃液で死滅してしまうか、腸内で増殖・定着できずに排出されてしまうことが多いと言う。乳製品等で摂取した乳酸菌が腸内で代謝活動を行うには、高いハードルがあるのだ。
株式会社光英科学研究所は、腸内の乳酸菌が産出する「乳酸菌生産物質」と同等の代謝物を体外の工場で人工的に製造し、サプリメントメーカー等に原料として供給してきた企業だ。1969年4月の創業以来、55年の長きに渡る生き物相手の試行錯誤の末たどり着いたのが、16種・35株の乳酸菌・ビフィズス菌のエリート菌群。腸内環境と同様に、多種類の乳酸菌が助け合いながら発酵して、体外でより多くの「乳酸菌生産物質」を産出する相性抜群の元菌グループを確定させたのだ。
「通常乳酸菌を16種類も一緒に培養すると、最終的には強い菌しか残らないのですが、当社の乳酸菌チームは最後まで全ての菌が生き残り、それぞれが代謝物を産出しています。しかも、何度培養を繰り返してもそのチーム構成は揺るがないのです。また、これらのチームが産出した代謝物を直接腸内に送り込むことで、生きた菌を大量に摂取するより、健康維持の面で遥かに高いコストパフォーマンスが得られると言えます」と、創業者の村田公英会長は16種・35株の永続性とその代謝物の経済優位性に自信を見せる。
自社商品で愛用者の「体感」を確認
本社を置く和光市との連携も強化
創業以来サプリメント原料メーカーとして実績を積み重ねてきた同社は、すでに5つ目の自社商品として「乳酸菌生産物質」を配合した、保湿機能のある飲むスキンケア「うるおいラクト」を開発・販売している。というのも、より愛用者に近い所で商品摂取の「体感」を直接聴き取りデータ化することで、既存顧客向けの新たな研究・開発に結び付けるためだ。ちなみにこの「うるおいラクト」は、同社初の機能性表示食品だ。
さらに、地元和光市への地域貢献に積極的に取り組む同社は、和光市出身の自転車競技・梶原悠未選手のスポンサー支援や卓球クラブチーム「T・T彩たま」との企業パートナー契約、「和光・発酵・健康」のキャラクター「ワッコウ」の作成など、地域に根付く施策は目白押し。昨年11月には和光市との連携と協働を深める協定を締結したばかりだ。
2021年2月に父親の後継で代表に就いた小野寺洋子社長は話す。
「今後も多様な方々との対話と協働を重視し、『ウェルネス』に貢献する企業として成長して行きたい」
【会社データ】
株式会社光英科学研究所
本社=埼玉県和光市新倉5-1-25
TEL=048-467-3345
創業=1969年4月
設立=1994年2月
資本金=1000万円
事業内容=乳酸菌生産物質の製造・販売、研究・開発等
https://www.koei-science.com
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