株式会社マックスデザイン

2024年09月02日 週刊エコノミスト 「会社の流儀」掲載

産学研協同を体現するeDCグループの中核企業 「夢」と「志」をテーマにDX戦略で未来社会を創造

㈱エスシーシー春日 邦彦 社長

「人類が等しく豊かに、穏やかに生活できる情報社会を共有できること」を願い、旧・逓信省出身の故・松尾三郎氏が創始したeDCグループ。以来、システム開発と宇宙開発、IT教育の3つの領域を基盤に、「産業・学校・研究協同」による研究開発と事業開発を進めてきた。現在では、産業分野のエスシーシー(以下SCC)・宇宙技術開発、教育分野の北海道情報大学・電子開発学園(10校)、研究分野の北海道情報技術研究所を擁する一大グループに成長している。

 その中核を担う株式会社SCCは、情報技術の黎明期から金融・運輸・セキュリティ・医療・教育等、多岐にわたる分野のシステム開発を行い、50年に及ぶ期間を通じて日本の高度情報社会化に大きく貢献してきた。

 そして、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が、時代の求める喫緊の課題となった2023年6月、プロパー社員からは初の代表に就任したのが春日邦彦社長だ。

 1979年にeDCグループに入社。米国勤務やシステム部長、関西支店長、取締役を経て現職に就任した春日社長は、SCCが今後果たすべき使命について次のように語る。

「eDCグループは他に類を見ない産学研の複合体として、人を軸とした循環を積極的に進めています。例えばSCCの社員が講師や専門家として『学・研』に携わり、研究者がその成果を『産・学』にフィードバックする。高度なIT教育を受けた学生が『産・研』へと巣立っていくといった循環のバックボーンには、当社の『情報社会と人づくりを大切にする』想いがあります。2023年4月より『夢』と『志』をテーマに展開中の『中期DX戦略』は、社会が抱える課題に対して『期待を超えるものづくり』で新たな価値を創造し、高度情報社会の先にある豊かな未来社会の実現が目標。その取り組みを通じて、IT業界全体の地位向上に貢献していきたい」

東京・中野区の東京オフィス(eDCビル)
東京オフィス別館(中野区)

受け継がれる理念「Quality First」

 SCCを中核とするeDCグループは、松尾泰現会長が2000年に掲げた「Quality First」を活動理念としている。その理念を受け継ぐ同社はその意味を、「お客様に提供するシステム、サービス、製品が高品質であることだけでなく、お客様にとって魅力的であること」と定義している。2022年にSCCとして新たに掲げた「夢・志」に加え、2023年に五つの行動指針として「善(よかれ)」を定めた。

「Quality First」の理念を基に、「善」を実践することで、お客様への貢献と社員がこれまで以上に成長できる企業を目指している。システムインテグレーション事業、ソリューション事業に加え、「産学研のシナジー効果を活用し、先端技術やナレッジを活用した他社とのコラボレーションビジネスの展開でIT業界全体に影響力を発揮したい」 と、春日社長は意欲的だ。 

eDCグループのDNA「Quality First」

株式会社エスシーシー
本社=東京都中野区中野5-62-1
℡03-3319-6611
創立=1975年12月15日
資本金=2億6000万円
従業員数=808名
売上高=124億円(24年3月期)
事業内容=システムインテグレーション、ソリューションサービス等https://www.scc-kk.co.jp

株式会社エスシーシー/春日 邦彦 社長 『注目企業WEB』は株式会社マックスデザインが各分野における優良企業を独自に取材し、トップインタビュー形式でご紹介しています。

編集タイアップ企画のパイオニアとして、頑張る日本の中小企業を応援しています。マスメディアでは報道されない各社の素顔と魅力をお届けします。

掲載をご希望の場合はこちらまでinfo@max-design-corp.com

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