理想の未来を創造する資産運用型マンションを提供
「ＺＥＨ-Ｍ」×「顔認証セキュリティ」を標準装備
㈱フュディアルクリエーション代表取締役 古川伸樹
たった一人で創業し、設立11期目にして売上高２２７億円(２０２４年２月期)を計上した躍進中の資産運用型マンション提供企業がある。
２０１３年９月、渋谷の雑居ビルの一室でスタートし、現在では六本木の高層オフィスビルの最上階(43Ｆ)に瀟洒な本社を構える株式会社フュディアルクリエーションだ。
創業者の古川伸樹社長は、前職で投資用不動産デベロッパーにトップセールスマンとして17年間勤務し、その会社が店頭公開から東証一部上場企業へと成長していくダイナミックなプロセスを身近に経験してきた。そんな中、「よりお客様に寄り添った仕事がしたいが、やはり大手企業では限界がある。ならば自らの力で挑戦したい」と考え、たった一人で創業。翌年には前職当時の仲間二人が参加し、３名での果敢な船出となった。
社名の「フュディアルクリエーション」は「ＦＵＴＵＲＥ」「ＩＤＥＡＬ」「ＣＲＥＡＴＩＯＮ」を組み合わせた造語で、顧客の「理想」の「未来」を「創造」する意志を表す。
顧客本位の姿勢が功を奏して事業が軌道に乗り始めた設立２年目には、早くも新卒採用にチャレンジ。古川社長持ち前のベンチャースピリッツに共感し、自らもそうありたいと努力する若者達との幸運な出会いがあり、見事新卒１期生の採用に至る。それから10年、彼等は貴重な中心的戦力として大いに活躍している。
営業手法として飛び込みや電話営業は一切行わず、リピート受注や顧客からの紹介、セミナー開催による集客を中心に展開する同社は、中途入社の即戦力ではなく、新卒生を採用して育成していく道を選んだ。
営業スタイルを反映して、営業職とバックオフィスの社員比率は４:６。入社後の複数職のジョブローテーションにより、自分に合った適切なポジションで働けるため、業界でも稀な離職率の低さを記録している。
実績に応じた評価制度を採用する同社の社員育成方針は、「最短で最高の自分になれ」。社長や上司との距離も近く、部署間の風通しも良い同社には、モチベーション高く、やり甲斐を胸に、圧倒的なスピードで成長できる職場環境が用意されている。
24年４月の新卒入社は21名。わずか３名の精鋭で船出した同社も現在では、15年７月設立のグループ会社・賃貸管理を担う㈱フュディアルコミュニティ含めて、総勢１１２名の陣容を擁するに至っている。
好立地の「ＲＥＬＵＸＩＡ」シリーズ
現状の平均入居率、驚きの99・５％
設立５年目の18年には、同社成長の土台となる資産運用型ワンルームマンションの自社ブランド「ＲＥＬＵＸＩＡ(リルシア)」シリーズの分譲をスタート。土地の企画・開発から物件の設計・施工管理、販売、管理、運用後の売却まで、ワンストップで提供するもので、各段階での中間マージンが発生しないため、高品質でも比較的リーズナブルに顧客に提供できるスキームが整えられた。
立地は、将来を見通しても資産価値の上昇が見込める東京・横浜・川崎エリアに限定。自社に所属する一級建築士・施工管理技士監修の下、大手設計事務所・ゼネコンの設計・施工で完成する、立地・デザイン・機能性に拘った「ＲＥＬＵＸＩＡ」シリーズ。開始６年で、既に累計55棟２０００戸の分譲実績を誇る。
25年４月には、全ての新築住宅・非住宅の建設に「省エネ基準適合義務化」が課される流れの中、同社は24年１月12日付けで「ＺＥＨデベロッパー」の登録認定を取得。それに先立つ23年以降に計画した開発物件では、「ＺＥＨ-Ｍ」の基準を１００㌫導入することを目指している。
「ＺＥＨ」とは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、「断熱性能・省エネ性能の大幅な向上と、高効率な設備システムの導入により、建物で使用する年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにすることを目指した住宅」を意味する。
その上に、「ＺＥＨ-Ｍ Ｏｒｉｅｎｔｅｄ」は、断熱性能を向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により大幅な省エネルギーを実現させ、共用部を含むマンション全体での一次エネルギー消費量を現行の省エネ基準から20㌫以上削減することを目指したマンション。同社では、上記写真の２棟の他１棟でその基準をクリア、好評売り出し中だ。
加えてそれら物件には、鍵が一切要らない「顔認証セキュリティ」や家電の操作を遠隔で行えるＩｏＴ設備、ちょっとしたお出掛けに便利な電動キックボード「ＬＵＵＰ」のシェアシステムも導入。多少家賃は高くとも、入居者にとっては光熱費の節約や格段の利便性の向上で、「一度は住んでみたい」魅力的な物件として、高い評価を受けることだろう。
累計55棟の「ＲＥＬＵＸＩＡ」シリーズの直近の平均入居率は驚きの99・５㌫。立地・デザイン・機能性に拘る同社が提供する物件の資産価値の高さを示す一つの指標だ。
ＳＤＧｓ推進にも積極参加
「フュディアルファーム」の運営も
収益安定化を図るストックビジネスの一環として、ドラマやＣＭ撮影に使われる洗練されたデザインのハウススタジオ３棟の運営も行い、有り余る需要に嬉しい悲鳴を上げている同社は一方で、ＳＤＧｓ推進など社会貢献活動にも積極的に取り組む。
米作りを活性化する新潟県中魚沼郡の「フュディアルファーム」の運営や北海道函館市の「子ども食堂」運営支援、「横浜ＦＣ」へのスポンサー支援や「すみだ水族館」のサポート協力など、ユニークな取り組みは目白押し。「フュディアルファーム」で収穫された新米は、毎年顧客にお裾分けし、喜ばれているという。
「今後も、社会資本である不動産の有効活用事業を通じて、魅力ある豊かな社会創りに貢献していきたい」
とは、古川社長の尊い志だ。
株式会社フュディアルクリエーション
本社＝東京都港区六本木３-２-１住友不動産六本木グランドタワー43Ｆ
℡＝０３-６４３５-５７１７
設立＝２０１３年９月
資本金＝１億円
グループ総従業員数＝１１２名
売上高＝２２７億円(24年2月期)
事業内容＝不動産の売買・仲介・賃貸及び管理、撮影スタジオの時間貸し、不動産コンサルティング等
https://www.fudealcreation.com
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